2007年11月17日土曜日

「レミーのおいしいレストラン」 を観て

ピクサースタジオ制作のディズニー映画である。
生まれつき「味」「香り」の感覚が敏感で、パリの有名なシェフ ”グストー”に憧れる一匹のネズミが主人公のレミーである。
レミーは、家族や仲間たちからはぐれてしまい独り途方に暮れていると、グストーの幽霊に声をかけられる。
幽霊の言葉に従ってビルの屋上に上がってみると、そこからはグストーのレストランのカンバンが見えた。引き付けられるようにレミーがキッチンに行ってみると、新入りシェフのリングイニが勝ってに作ったスープは「マズーイ」ものだった。見ていられずレミーはその味を直そうといろいろスパイスなどを加えるのだった。

ネズミはレストランでの嫌われ者である。ネズミがシェフになどなれるわけがない。人間はネズミの敵である。
それでもレミーは希望を捨てない。それは料理が好きだから・・・。
世界の子供たちに「夢」や「希望」などを与えられる映画であるとともに大人にも自分の考えの及ばないこと、「非常識」だと思うことを受け入れる「勇気」を持つことを訴えている。
キャラクターの可愛いさもさることながら、こういう良質の映画を高いレベルで世界に送り出せる会社があることを、私は実に素晴らしいことだと思う。

文字通り子供から大人まで、どんな人が観ても充分に楽しめる作品だと思う。

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